納得の注文住宅を実現する
30のポイント

住み心地の良い、満足の注文住宅を実現するには、いくつか検討したいポイントがあります。一生に一度の家づくり、じっくり考えてみませんか?このページでは、十勝・芽室町の工務店「カントリーヴィレッジ」代表朝日良昌が考える住まいづくり30のポイントをお伝えします。興味のある点だけでもお読みいただけるとヒントが得られるかと思います。

設計・プラン面

住宅の外観は3つの基本形状と多彩なスタイルの組み合わせ

住宅の外観には、スタイルで言えばフレンチ、アメリカン、南欧風、カントリーのほか、モダン系、和風、ナチュラル系など様々なスタイルがあります。形状でいえば真四角、L字型、コの字型などの原型があり、派生型も含めると多種多様なカタチがあります。スタイルと形状、そして外装材などを組み合わせると無限とも言える外観デザインがあります。

当社(カントリーヴィレッジ)の住宅デザイン上の大きな特長は、カントリー、インダストリアルの住宅デザインが得意であること、家づくりにおいて「外観」を大切にする点です。家のプランづくりは、まずお客様と私(朝日)が打合せをさせていただき、打合せの冒頭にお客様が好む住まいの外観についていくつか伺うことからスタートします。

詳細イメージが無くても、好みからプランをご用意します

住宅の外観は、お施主様の好みのスタイルに応じて、屋根にドーマや煙突(疑似煙突含む)を付けたり、外装材や窓のデザインを工夫するなど多彩な選択肢があります。例えばカントリーのスタイルなら窓は、シンメトリーで均整の取れた大きさや位置を選ぶなど、いくつものセオリーがあります。お客様によって具体的な外観のイメージがない場合でも、シャープなデザイン、可愛いデザイン、凹凸や陰影の有無、好きな色あいなど、参考プランをみていただきながら大まかな好みを伺います。

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外観の次は間取りなどの検討です

次に間取りの検討が必要です。ご家族の生活スタイル、動線、住まいに対する要望などを伺います。2階建てなら、1階にLDKの他にもうひと部屋必要かどうか、和室は必要かといった点などです。もちろん土地の形状、予算、そしてデザインや機能性などのそれぞれの優先順位なども伺います。

外観の検討からスタートする理由

家のプランを決めるにあたって、外観が先か、間取りが先かは各社異なりますが、当社は外観を先に検討します。間取りを先に決めていくプランニングでは、外観デザインを整えることは非常に難しく、残念な外観になってしまうことも少なくありません。一方、外観をある程度先に決め、その上でお客様の生活動線や間取りのご要望を踏まえて設計する場合は、様々な検討を重ねることで、外観も生活動線も良い住宅ができます。そのためカントリーヴィレッジはまず外観から住宅のプランニングを始めるのです。ただ決して生活動線などを外観のために犠牲にするというわけではありません。私(朝日)の頭の中でプランを考えていく手順がそうなっているのです。

外観が先。でも例外もあります

当社の場合、外観⇒間取りの順に検討しプランを作る、という手順が原則ですが、例外もあります。例えば雑貨好きな奥様が、カントリースタイルの家を実現したいと望まれたとしても、ご主人の要望で外観はモダン系にする、ということも可能です。また一言で「カントリー」と言っても、お客様が好むカントリーにもさまざまなバリエーションやこだわり、凝り方の違いはあります。お客様の要望を第1に、満足していただける家づくりを目指し、その中で私の経験やノウハウを活かした提案も行っていきたいと思っております。

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三角屋根への憧れ

三角屋根が好きな方に、もっと出会いたいと思っています。当社が得意にするカントリースタイルには、三角屋根が似合います。三角屋根にするとコストアップ、という話も聞きますが、確かに屋根だけを考えればフラット屋根の方が面積も少ないので安く済みます。でもその分外壁面積が伸びるハズですので、外壁で言えば三角屋根の方が面積が減るので安くなります。結局コスト差はさほどありません。

同じ三角屋根でも、屋根の勾配の度合いによってもコストは異なります。勾配が緩いと屋根の面積は減りますので安くなります。ですが家が美しく見える勾配もあります。好みのデザインとコスト、機能性などさまざまな点を検討し納得して、自分たちにとって最善の結論を出せるのが注文住宅の魅力です。

平屋か二階建て。どちらが理想か

私は実家が平屋だったので、子ども心に「階段のある2階建ての家っていいな」と思っていました。でも、実は、平屋は2階建てよりも、子どもとのコミュニケーションを確保するという意味や、家事動線を短くできるという意味で優れています。また歳をとれば階段を上るのがつらくまります。2階は荷物を置いておくだけ、あるいは独立して実家を離れた後も子ども部屋はそのまま、ということになりがちです。そういった面を踏まえれば、平屋がベストだと思います。

ただし、同じ延床面積であれば平屋より2階建ての方は建設コストを大幅に抑えることができます。土地が狭くても建てやすい。こういった事情があるので大半の方が2階建てを選択します。とはいえ十勝は、札幌などと比べると土地にゆとりがあるので、シニア世代だけでなく、若いご夫婦でも平屋を選択されるお客様が多いのです。

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住宅が子どもの非行・引きこもりを防げるか?

リビングに階段を設けると、リビングやキッチンにいる親とすれ違わないと2階の子ども部屋に行けない。だから子どもの非行やひきこもりを防ぎやすいという意見も多く聞きます。また、ダイニングやリビングに子どもが勉強しやすい学習用カウンターや教科書などを収納できる棚を設けると、子どもの教育に良いというご意見もよく聞きます。

まずは子ども部屋を充実させないこと

子どもと親とのコミュニケーションを大切にしたい、引きこもりを防ぎたい、というのは多くのお父さん、お母さんの思いだと思います。その時に選択肢としてご検討いただきたいのは、子ども部屋を充実させないという方法です。小さなお子さまがいらっしゃるご家庭なら、子ども部屋は4.5畳程度に狭くしてテレビ配線も引かない。そうすることで、寝る時以外は子ども部屋に長居するより、自然にリビングで過ごす時間が増えていきます。ただ新築時に既にお子さまが中高生という場合でしたら、受験に集中できる環境を作りたい、といった思いもあるかと思います。お子さまの状況にも配慮した設計が必要かなと思います。

ダイニングで勉強、は親の時間捻出のためもある

次にダイニングやリビングに学習環境を作ると、家族の物音が聞こえるような場所で勉強することで、むしろ雑音に惑わされずに勉強する集中力が付き、学力が高まるという考えがあります。これに関しては、私はむしろ親の事情があると思います。共働きが増える中で、限られた時間で料理や洗濯、掃除などをこなさないとならない親が、子どもの勉強をみたり、今日学校であったことなどを聞いて子どもの悩みに答えたりといったことに時間を割きにくい。もし子どもがダイニングで勉強していれば、子ども部屋にいるよりも、家事をしながら子どもとコミュニケーションがしやすい。そういう意味でも良い選択肢だと思います。

まずは子ども部屋を充実させすぎない、次に子どもがダイニングで勉強しやすい環境を作るということを考えると良いかと思います。平屋にするという選択肢は子育ての上でも家族のコミュニケーションのためにも有効です。もちろん玄関ホールからではなくリビングから階段にあがる設計にするというのも検討に値すると思います。

光熱費削減、創エネの取組

高気密高断熱の住宅性能に加え、太陽光発電などで創エネを行い、蓄電池などの技術も取り入れることで、住宅の光熱費負担が実質ゼロに近づいたり、災害時に、停電などが起きても、電力を確保できるという、ネットゼロエネルギーハウス(zeh)に関心をお持ちの方も少なくありません。そういうお施主様と、住宅の省エネ性能の追求、そして創エネの追求を行うこともぜひ挑戦してみたいと思っております。

余談ですが、カントリーデザインの住宅の屋根に黒光りするソーラーパネルを載せると似合わない、という点も現実的な問題としてはあります。ドーマなどを配置すればソーラーパネルを設置できる枚数も減ってしまいます。環境問題や光熱費対策と住宅デザインとの調整をどうするか・・・。ソーラーパネルをガレージの上や庭に設置するなど別の選択肢もあります。このように注文住宅を建てる際は、住まいに対する思いの中で、何を優先し、どう工夫して実現させていくか。住宅会社とお施主様がしっかり話し合い、決めていくことが大切です。

カントリーの追求

雑貨や家具の収集、手芸などがきっかけでカントリーに興味を持ち、そうしたライフスタイルに似合う家を建てたいというお客様もいます。住み心地が良くて安らぐ、そしてデザインコンセプトもある程度統一された家が良いということでカントリースタイルの家に注目されるお客様もいます。自然素材の素朴な風合いや質感も好きで、無垢材やタイル、ツヤなしの塗装などを選んでいるうちに、カントリースタイルの家にたどり着くお客様もいます。アンティーク家具の収集や古民家から集めたヴィンテージの建材で歴史や風格のある家を作りたい。あるいはナチュラルなテーブルに花を飾って、その雰囲気を楽しみたいという思いがきっかけでカントリースタイルを選ばれる方もいらっしゃいます。

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またカントリースタイルへの思いの度合いと、住宅の機能性や予算などその他の要因とのバランスもお施主様によってかなり異なります。別の観点でいえば私たちは北海道・十勝という寒さ厳しい地域に住んでいます。そのため、凍害などのリスクでカントリーの定番である洋風瓦や漆喰の壁などの採用には制約もあります。そういった面も踏まえつつ、お客様の本当の思いを実現できるように、ご提案させていただきたいと思っております。

カントリーにはNGがある?

カントリースタイルの家では採用したくない建材もあります。国内サッシに多いですが、開き窓とfixが連結しているタイプの製品です。窓面積は大きくとれますが、開ける部分は片方だけ。そういう窓はカントリーの家では避けた方が良いと思います。カントリーは輸入住宅の1つです。Fixと開き窓といった日本独自のものとの相性はあまりよくありません。実際そういう家はあちこちで見かけますし、絶対にダメとは言えません。大抵のことはお客様の好みに応じたいと思っておりますが、カントリーの家にとって、窓の位置や形状はとても大事。こういう場合は、お客様に別の選択肢をご提案するなど、私の思いをお伝えすることもあります。

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お客様自ら昭明・蛇口などを選ぶ、いわゆる「施主支給」も対応

インターネットの普及、そしてライフスタイルの好みが細分化されている現代において、家を建てる時に、住宅会社が提案するいくつかの照明器具や蛇口、建具などではなく、お施主様自らインターネットで見つけた照明や蛇口をマイホームに取り入れたい、いわゆる「施主支給」のニーズは年々高まっています。こだわりの製品を家に使いたいという思いの他に、安い製品を導入してコストを抑えたいと思われるお施主様もおります。

お客様自ら照明・蛇口などを選ぶ、いわゆる「施主支給」は、輸入品の蛇口など水回り製品の場合には、JIS規格品では無いため径が合わず取り付けられないケースがあります。また住宅会社は、材料費や施工費など、あらゆるものをまとめ、それに多少の利益を乗せて会社を運営していますので、施主支給に関して、あまり良い対応をしない住宅会社もあります。

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一方、当社は、カントリーやインダストリアルを始めとする、お施主様の住宅デザインの好みとライフスタイルの実現につながるなら、お好みの蛇口や照明、棚などのアイテムをお施主様が自ら見つけていただいた場合はぜひとも採用したいと考えています。好きなアイテムを探す喜びは住まいの満足度を高めることにもつながります。また蛇口などは私もたくさんの選択肢をもっていますので、魅力的な蛇口や照明もご提案できます。お施主様と一緒にお気に入りのアイテムを選ぶことができればと思っております。

家相について

カントリーやインダストリアルなど、外国から来た住宅デザインで家づくりを行っているカントリーヴィレッジですが、実は日本古来の「家相」についても配慮しています。現代の子育て世代の方々で家を建てる際に家相を意識される方は少ないですが、以前は家づくりで家相は重要なポイントでした。北東側の鬼門から南西側の裏鬼門に至る一直線上に、水回りや火の元、仏壇などを置かない、といったさまざまな点があり、年配の方であれば、意識されている方も多いと思います。

家相は、元々、住宅が水洗化されていない時代に、湿度が高くカビが発生しやすい場所で料理などを行うと不衛生で家族が病気になりやすい、といった経験則が元になっていることがあります。今は水洗化されていますし、家相を守らないことで家族に災いが、といった心配は少ないかもしれません。そして家相に徹底してこだわると土地探しや設計などかなりの制約が生じてしまうこともあります。そのため、家相に関しては、当社はある程度までの配慮をした上で、プラン提案を行っております。また、特に家相を重視されるお施主様でしたら、お施主様と一緒に神社で家相を見て貰うことから始めて、しっかり対応させていただくことにしております。

住宅の価格について

住宅の価格帯としては2000万から2500万円が多いです。とはいえ住宅性能は維持したまま、1600万円台で建てさせていただくこともあります。予算面を重視されるお施主様と、コストを抑えられるキッチンやお風呂、洗面台など住設機器や外装材を選んでいきます。機能性やデザイン性を犠牲にしない、満足度の高い住まいを実現する。そういうノウハウも20年近い家づくりの経験がある当社の得意分野です。

家を建てるなら帯広?音更?芽室?幕別?

職場が帯広でも、住宅は近隣の音更町、芽室町、幕別町などを選択される方が増えています。お子様の転校を避けたい場合などは制約がありますが、帯広より近隣町の方が、地価が安い面が魅力的です。音更町は医療や社会保障が充実しています。芽室町や幕別町も生活の利便性が良いエリアがあります。近隣に住まいを移せば土地が安く行政サービスも手厚いということで帯広市外を目指す子育て世代が増えているのです。

音更町は利便性に優れるエリアも多いので人気ですが、土地の価格も比較的高く、なかなかお手頃な土地を見つけるのが困難になってきました。私が芽室で住む事を選んだのは芽室に知人が多かったり、帯広市内でも比較的芽室寄りのエリアで働いていたことで馴染みがあったこと、安くて良い土地が見つかったこと、そして何よりも人と人との関わり方に、温かいものを感じたのがきっかけでした。都市部にこだわらず、比較的郊外で土地を安く入手できれば家の予算も確保しやすくなり、住み心地を向上させることができます。

お客様の声をしっかり反映させるために

原則的にお客様との打合せや、要望を踏まえた対応に、私は全て関わり対応します。大手ハウスメーカーのように、営業・設計・施工・アフターの業務が分担されている場合は、引継ぎがしっかりされていないと、お客様の要望に応えられないケースが出てきますが、当社は私(朝日)が責任を持ちます。打合せの内容、お客様の声は全て議事録に記載し、プランなどに反映させていきます。

施工・性能面

家のトータルクオリティに自信あり

私(朝日)の強みは、20年に及ぶ住宅づくり経験で、お客様の要望をしっかり伺うヒアリングや、予算の要望に応えられる建材・住設機器等の商品・価格の知識、デザインや生活動線を踏まえたデザインの提案、大工さんや専門職と連携した高い施工精度、住宅性能を実現するための工事管理・連携などが行えることだと思います。

つまり、家づくりの最初から最後までを全てしっかりコーディネートできることです。そのため、設計事務所のように、当社は設計を担当し、施工は道内各地の工務店さんと連携することも可能ですし、設計と工事管理、あるいは住宅会社として、打合せから設計、工事、お引き渡し、メンテナンスまで全て担当することも当然できるわけです。

住宅性能について 施工精度を高めるために

当社は、十勝2×4協会会員として、ツーバイフォー(2×4)工法で家を建てています。枠組壁工法技能士の資格を持つ大工が、大工仕事を担当します。ツーバイフォー(2×4)工法の優れた点の一つは、釘の種類や間隔、打ち方、木と木の納まり、断熱材の入れ方、気密確保の仕方など、大工の施工方法のひとつ一つに厳密なルールがあり、さらに十勝2×4協会会員は、大工がそうしたルールに基づいて正しい施工をしているか、フレーミング検定や気密測定でしっかりチェックしているという点があります。

気密性能はどの家もC値0.5以下

明確な施工ルールがあるため、私や大工仲間が見ると、その大工の仕事の出来が一目瞭然で分かります。チェックもしっかり行うので安定した高い品質が確保できます。当社が完成させた家で完成引き渡し前に気密測定を行うと、どの家でも間違いなくC値(隙間相当面積)で0.5cm2/m2を切ります。間違いなくどの現場でも気密性能が確保できるのに、定期的に気密測定を行うのは、抜き打ち検査を行うことで現場に緊張感を持たせる意味もあります。なお床面積50m2の家で、C値が0.5の場合、建物全体の隙間を集めると25cm2(正方形5×5cm相当)以下という意味です。気密性能が高くなければ暖かく省エネな家は実現できません。

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断熱性能、換気について

断熱性能に関しては充填間断熱と外張りの付加断熱、さらに南面以外はトリプルサッシを採用することで断熱性能の高い仕様を実現しています。換気は第3種換気を主に採用しています。お施主様がより省エネや環境負荷低減を望まれる場合は、熱交換換気が行える第1種換気の採用もご提案します。第1種換気は優れた換気方式ですが、初期費用が高い点がネックです。興味のある方には光熱費削減・環境負荷低減効果とコストの兼ね合いについて、アドバイスさせていただきます。

冬期施工は大丈夫か(基礎工事編)

冬期施工をしても品質面で大丈夫かと心配される方もいらっしゃるかと思います。当社では冬場の基礎工事はできるだけ避けるようにしています。理由はいくつかあります。まず厳寒期に基礎工事をすると、根ぼりした部分の土に含まれる水分が凍って霜柱ができたり溶けたりという状況が生じやすいので、住宅の完成後に住宅が傾きやすい、といったリスクがあります。

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ただしこれは、現代では、基礎工事を行う際、基礎部分をすっぽりテントで覆い、暖房機で採暖することで、問題を生じないようにできます。とはいえ暖房コストやテントで覆う養生にコストがかかります。これが住宅建設コストに影響するのです。十勝の冬は日照時間が短いので、職人さんが作業する時間が夏場より短くなります。なので人件費の面でも冬場の基礎工事は可能なら避けたいと思っています。

冬期施工は大丈夫か(大工工事など)

当社はできるだけ、基礎工事と一階の床工事までは雪が降る前に終わらせるように心がけています。もしそこまで終わっていれば、あとはテントをかけておいて年越ししても施工品質上問題ありません。正月明けに大工さんが建て方工事を行う場合は、寒いので大工さんはちょっと大変ですし、滑ったりしないように注意が必要ですが、木材の乾燥はむしろ寒い時期の方が進むのでむしろ雨が降る時期よりも木材の乾燥という意味ではメリットがあるほどです。

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家はどの季節に建てるのがベストか

家はいつ建てるのがベストかと聞かれることもあります。それは大工を始め職人さんが作業しやすい時期、という観点と、住宅の仕上げ材などの乾燥収縮との観点があります。大工さんにとっては冬より、夏の方が暖かく作業しやすいのは確かです。ただ夏は雨が多いと作業が遅れがちになります。

仕上げ材の乾燥収縮というのは、例えば、冬にお引き渡しすると、お客様はすぐ暖房を使うので、外気が乾燥している時期に、その空気を室内で暖めるので室内はかなり乾燥します。その結果クロスや塗り壁などが一気に乾燥収縮します。すると隙間が空いたりヒビが入ったりしやすいのです。ただし、こういった仕上げ材のメンテナンスは、どの家でも多少は必ず生じます。およそ住宅完成1年後までの間は、多少のメンテナンスは生じるとご理解いただき、適切に手直しなどを行えば、問題ないと思います。

これらを総合すると、最も理想的なのは春に着工し、夏に完成お引き渡しすることです。また、秋に着工すると雪が降る前に基礎工事が終わり、春にはお引き渡しが終わり、仕上げ材などの乾燥収縮が緩やかになるので、仕上げ材の手直しやメンテナンスが少なくて済みます。なので秋着工も良いと思います。現実的には、季節にあった正しい施工対策を行うのでどの時期でも良い家は建てられます。

施工にお施主様が参加するセルフビルド

お施主さまが現場で家づくりに参加したい、ということであれば、もちろん歓迎します。例えば室内の塗り壁などを家族でやってみると良い思い出になります。実際は、プロの職人さんが1時間で仕上げられる面積を、初体験のお施主様は1日かかっても仕上がらない、ということも多く、お施主さんの多くがプロの職人の手際の良さに驚かれることも多いです。工期に余裕があり、その後の工事に支障がないのであれば、じっくり取り組んでいただくこともできます。職人さんの代わりにお施主様が多くの施工を担当できたらコストダウンにもつながります。

住宅のメンテナンスについて

住み始めてから、1~2年くらいの間は仕上げ材の乾燥収縮で隙間が生じたりします。そういう場合は状況をお聞きして、支障がある場合はすぐお邪魔して補修する、少し様子みて収縮などが落ち着いてから一度に直す、といった相談をお施主様とさせていただくこともあります。一方、またドアの開閉がスムーズじゃないとか、水漏れ、暖房の調子がおかしいといった場合は大至急、私か職人さんがお邪魔してすぐ直します。完成お引き渡し後の3年間ほどは、木材や仕上げ材などの乾燥収縮も常に起きているので、何らかの不具合はあると思っていていただいたほうが良いと思います。また、当社ではお施主様のところに年に1回は定期訪問しておりますので、その際に棚を追加したい、とか、気になっているカ所があるというお話をいただいて対応させていただくケースもあります。

そういった不具合とは違い、壁とか床が生活の中で傷ついたりして、直したいということもあり、そういう場合も対応しております。モダン系の住宅では、壁や床の傷が気になる場合も多いですが、カントリー系の住宅の場合、多少の傷であればむしろ味になることもあり、そのままでも良いというケースもあります。また補修用の塗料をお渡ししてお施主様がご自身で塗って補修されることもあります。自然素材を多く使う住宅ならそういったお手入れも楽しめると愛着のわく家になると思います。

注文住宅が建つにはどのくらい期間がかかるの?

打合せも含めて、早ければ7~8カ月で注文住宅は建ちます。しかし、打合せは早い時期に開始されることをおすすめします。できれば1年、あるいは2年くらいの期間が必要だと考えてください。1年以上の期間があれば、お客様が忙しい時期には打合せをお休みすることもできますし、じっくり検討する時間の余裕もできます。工期にもゆとりができるので、短期間に一気に建設するために大工さんや専門職を増員して作業する、テントをかけて暖房も焚いて基礎工事をするといったコストアップ要因を防ぐこともできます。

早めに打ち合わせ開始しても大丈夫です

ただし、大きな住宅会社で、営業マンにノルマがあるような会社の場合は、お客様との打合せの3回目にはプラン提案し、4回目あたりには仮契約をもらうように、といった社内ルールがあったりします。そうなると早めに打合せを開始すると、早く契約して着工してほしいというプレッシャーをお客様が感じることもありえます。当社の場合は営業マンも営業ノルマもありませんので安心して2年前など早めにご相談いただいても大丈夫です。