今回伺ったのは、十勝の最東端に位置する浦幌町。帯広へも釧路へも一時間でアクセスでき、太平洋にも面する自然豊かな町です。1歳のお子さんを子育て中のオーナーのKさんご夫妻にお話を伺いました。
ガルバリウムの幅・継ぎ目にもこだわった納得の外観
黒のガルバリウム鋼板に木材を合わせた外観。施工は芽室町のカントリーヴィレッジ、設計は朝日良昌社長です。南の屋根はソーラーパネルを乗せられるよう長めに設計しました。
ガルバリウムの幅はサンプルを見ながらご主人が決めました。下から上まで継ぎ目が出ない設計は社長のこだわり。細やかな配慮が仕上がりの美しさにつながっています。
LDKと2階ホールの天井は木調の仕上がり。1階の天井は本当の板材を貼ったように見えるよう工夫しました。
キッチンは、使い勝手を考えてペニンシュラ型に。天井と壁をL字にデザインして間接照明を入れました。「照明をつけた時にふわっと浮き上がるような感じが好き」と奥様もお気に入りの空間です。
キッチンの隣に設けた和室はお子さんの遊び場としても活躍しています。
見た目も使い勝手もオーダーメイドの造作家具たち
すっきりとして洗練されたインテリアを希望していたKさん。キッチンパネルや造作の食器棚といったインテリアの細部はコーディネーターの八木睦美さんにイメージを伝え、相談を重ねて決めていきました。
玄関にはアクセントウォールとしてテキサスロックンウォールを採用。間接照明で光の表情を楽しめる空間に仕上げました。
「壁材は最初は別のものを考えていましたが、朝日さんが『本物のほうがよくない?』と提案してくれて。この家で一番好きな場所になりました」(ご主人)
2階ホール(写真左)とトイレ(写真右)。色数を絞り、無駄を削いだデザインの中にシンプルな美しさがあります。
洗面所は、洗面台も鏡部分も造作で作りました。タイルは数あるサブウェイタイルの中でもツヤがないタイプ。水垢が目立たずお手入れも簡単です。
奥の脱衣所兼乾燥室には...
造作のタオルストッカーが。「美容院で使われるような引き出し式ストッカーを、とお願いして作ってもらいました。とても便利なんですよ」(奥様)
こちらは2階のご主人の書斎です。ぐるりと取り付けたテーブルには奥にコード収納のための穴を開け、シャープな印象の空間に仕上げました。
内装の細やかな打ち合わせ・施工に安心感
家づくりについてお話を伺いました。
カントリーヴィレッジとの出会いは。
住宅会社選びの情報収集は主にネットでしました。最初に事務所に行って朝日社長と話した時にはまだ要望も固まっていませんでしたが、すごく親身に話を聞いてくれて。一時間があっという間でしたね。
最終的な契約の決め手は内装の感じが好きだったこと。他の会社もこちらが要望したことには応えてくれたと思いますが、カントリーさんとはセンスが合致していたので相談もスムーズでした。
インテリアの出来栄えはどうですか?
長さの決まったキッチンパネルはつなぎ目が表に出ないよう工夫して貼るなど、細かい部分も八木さんがチェックしてくれたので安心感がありました。脱衣所のタオルストッカーはタオルが飛び出ないようにポールをつけるなど、こちらのイメージをうまく汲み取って理想に近いものに仕上げてくれた点も嬉しかったです。
断熱性能も会社選びのポイントだったと伺いました。
室内環境の点からも光熱費の点からも断熱性能は重視していました。カントリーさんは断熱についても付加断熱のメリットと必要なコストなどを比較しながら決められるのが良かったですね。付加断熱を30mm入れて、冬は暖房をつけていなくても暖かいと感じられる家になりました。
家づくりを通じてのご感想を教えてください。
家のことは自分たちなりに勉強しましたが、素人ではなかなか気づかない部分をうまく仕上げるプロのアイデアに驚くことがたくさんありました。こちらの好みやイメージを理解したうえでの提案なので「違うな」と感じたことは一度もなく、とにかく楽しかったです。カントリーさんで良かったと感じながら暮らしています。