平屋住宅を希望される方が増えています。雑誌などで平屋住宅特集が組まれて注目されているという面もあると思いますし、特に十勝では十分な土地の広さを確保できるケースも多いのでもともと平屋を希望される方は多かったと思います。
平屋住宅は
１ 階段の上り下りが不要なので老後が安心
２ 家族の距離感が近い
３ 2階の荷重を支える必要がなく間取りの自由度が高い
４ 庭と一体感のある暮らしになる
５ 外壁のメンテナンスで足場設置コストが減る
６ 階段や２階共有ホールなど2階建て特有のものが不要になる
というメリットもあります。
核家族化、少子化が進み、子ども部屋が少なくていい、家具や家財道具などを多く抱えるのではなく、比較的小さな家で無駄を省いたミニマムな暮らしを望まれる方が増えているという事情もあります。
その一方で、
７ ある程度広い土地が必要
８ 周囲の建物が高いと日射取得の配慮が必要
９ 坪単価が高くなる
特に９の坪単価が高くなる、に関しては
基礎や屋根の面積は、総二階の60坪と平屋の30坪は基礎と屋根の面積が同じになるという事情です。こうした点を踏まえ最終的に2階建てを選ぶ方もいます。
公民館風？にしない外観デザイン
なお平屋住宅は、高さの低い四角形の箱に三角の切妻屋根が乗るなど、デザイン次第では外観が「公民館風」になってしまうことを心配される方もいます。
そこで、今回は平屋住宅の外観をいくつかご紹介します。
2025年10月お引渡しのОさま邸です。当社のOB様の住まいを見て問い合わせいただいたのがご縁です。右側がインナーガレージがあり、間口が19.5メートルと広い、存在感のある外観になりました。中央にある玄関は正面からは玄関が見えないように配置。玄関の右側は収納スペース、左側はリビングスペースで、屋根の高さや素材感などにアクセントを付けました。
Оさま邸は角地で道路の向かい側からのデザインが美しくなるように、中央に寄棟屋根の玄関を配置し、左はリビングや子ども部屋、右はｲﾝﾅｰガレージを配置したL型のデザインにしました。
2022年6月完成、Ｋさま邸です。インダストリアルスタイルの平屋住宅で「共有空間とプライベートな空間とを分けたい」という要望に応え、LDKと子ども部屋・書斎エリアを分けたL字型のプランを提案しました。外壁はガルバリウム鋼板をメインに、正面には意匠と目隠しを兼ねたルーバーを取り付けました。
外観は住宅地という環境に馴染むデザインを望んでいたOさん。「焼杉を使った三角屋根の家」という要望を元に、家そのものが目立ちすぎない、シンプルで素朴さもある住まいづくりが始まりました。
閑静な住宅街に平屋住宅を建てたMさま。南面に開けた角地で、ゆとりをもって平屋の家が建てられる土地を確保し、淡いベージュからグレージュで色合いを統一した内装、回遊式の間取り、造作の洗面台、愛犬用のペットドアなど住まいへの要望を盛り込みました。
平屋か2階建てか
平屋住宅を望まれる方は多いと思います。平屋か2階建てか、どちらを選ぶか、どのようなデザインや間取りにするか、お住まいのご要望を伺いながら一緒に納得の答えを見つけられたら幸いです。遠慮なくご相談ください。
カントリーヴィレッジは、住宅性能や生活動線、住み心地、ご予算はもちろんですが、均整のとれた美しい外観デザインの家づくりを心かけています。ぜひ以下の頁も参照お願いします。